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所沢四天王

我らが活動拠点の所沢には偉大な影響力を持つカリスマが四人いる。

彼らは強烈な個性を放ち他の追随を許さない唯一無二の存在である。

そんな四人のカリスマたちを私はリスペクトをこめて所沢四天王と呼んでいる。その四人を紹介したいと思う。

 

 

 

一人目 サムライ(教祖)

彼はボロボロのTシャツに半ズボン裸足ビニール袋という装備でよく見かけられる。

そのTシャツはいくつも穴が空き数々の戦を乗り越えて来たことが容易に想像できる。

頭は後ろで髪を結びその風貌はまさに激動の時代を生きる侍そのものである。

裸足で夏の灼熱のアスファルトだろうと、真冬の極寒の中を威風堂々と歩く姿はまさに我々が忘れかけている大和魂のそのものである。



また、駅で自らのチャクラを練るかのように踊る姿から、他の人が彼を教祖と呼んでいる人たちも見受けられた。

どちらにせよ圧倒的な存在感を放ち、とにかくエネルギッシュなのである。



この話をすると なんだホームレスじゃないか思う人もいるようだが、違うのだその辺にいるホームレスとは一線を画しており、何よりもパワフルな印象で、生き生きとしているのだ、そのへんのホームレスとは違い生へのエネルギーを感じる。



生きるということにどこまでもストイックに、己の道を進んでおり、その姿はまさに侍そのものである。










続いて二人目はネギおじさん






所沢のプロペ通りを、犬の散歩用のヒモの先にネギをつけてネギを引きずりながら散歩しているのである。

私レベルのネギ野郎にはまったくの理解不能。フリーダムさ120%である。

しかも季節によりその散歩させてる野菜がネギではなくトウモロコシになったりする。

聞いた話では冬に白菜を散歩しているところを見たものもいる。

正直、、、、



やられた




と思った。






完全にネギレベルが違いすぎる、、、



いったい誰がネギを散歩させてやろうなどと思うだろうか。


その発想力には嫉妬すら感じる。






そんな雲の上の存在である。











三人目はジャックスパロウ


彼はパイレーツオブカリビアンの主人公のジャックスパロウに扮し、颯爽と街をねり歩いているのである。その姿はまさに映画から飛び出してきたジャックスパロウそのものである。

ジャック!と声をかけたくなるクオリティの高さであり、そして背も高くカッコいいのである。

彼の偉大さはそのクオリティの高さとポピュラー性であろう。





誰が見てもわかり、







すげぇ!!







と思わせる完成度で誰もが楽しめる。まさにマイケルジャクソンなき所沢のキングオブPOPである。





一度電車から降りてくる所を見たが、













電車から海賊て、、、









ちょっとちょっと!鉄道会社の人!海賊が乗ってるYO!ジャックされちゃうYO!











とか











海賊が電車乗るなんて、、、、









船乗れよ


あっ、てか埼玉には海ねぇ!


とか、もうハラハラドキドキである。


しかも聞くところによるとチャーリーとチョコレート工場のバージョンもあるらしい。

ディズニー映画の主人公という誰もがわかるキャラクターで、その完成度も高く、見るだけで楽しませることができるまさに王道


キングオブPOPである。









そして最後四人目はラッキーパンダである。







このラッキーパンダが一番有名ではないだろうか。ご当地本みたいなものでも紹介されており。ラッキーパンダに出会うとその日一日幸運が訪れるという伝説があるのだ。







ある日私が自転車をこいでいて、ふと前をみると







なんということだ、







パンダが歩いている、









しかもやたら陽気な感じでこちらに手をふっているではないか。










思わず笑みがこぼれる、


なんだアレは


あんなファンキーなパンダ見たことがない!



やべぇ!スゲぇアツい!







と叫ばずにはいられない。












家に帰り母にそのことを話すと、母はこう言った。



私も見たことがある。

不気味よあのパンダ






私が仕事に行こう自転車をこいでたら、誰もいない畑の中をパンダが一人で歩いて、こっちに手をふってくるんだもの










ふむ、たしかに、、、、



まあ母の話は置いていて、



道を歩くだけで見ず知らずの多くの相手に笑みをもたらし、幸せな気分にしてあげるなんてことできるだろうか。





まさに究極の存在である。












彼らのうちの一人にでも出会あえた日には一気に私のテンションはMAXにあがる。

そこにいるだけで多くの人にエネルギーや幸せを与える存在である。
それぞれのエンターテイメント性、表現力、フリーダムさも超一流である。




僕らも彼らを超える所沢の存在になりたいものだ。