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なぜ仮病はいけないのか

なぜ仮病はよくないのか?
 
 
今日はそのことについて考えたい
 
 
以前働いていた職場で出来事だが、そろそろ時効だろうと思うので話そう
 
 
その日気づくとオレは完全に寝坊していた。
 
 
「ハッ!!なんてこった、完全に寝坊した、、、どう頑張っても職場まで1時間はかかる。
 
 
この世に「絶対」という言葉は無いという意見もあるが、、、
 
 
 
 
絶対に間に合わねえ!
 
 

 
 
 
おい!目覚まし!おまえ鳴ったか!
本当に主人を起こす気あったか!おい!」
 


目覚まし「オイオイ、寝ぐせボーイ!

変な言いがかりはよしてくれ、オレは与えられた仕事はキッチリこなす。

だいたい寝坊したくらいでそんなに取り乱すなんて、器が小さいんじゃないのか?

本当のクールガイを目指してんなら、こんなときこそ、ソリティアしちゃうくらいの余裕を見せてもらいたいね」


なるほど、それは一理ある、こういう時だからこそ、大きくかまえなければならない


なるほどソリティアか、、、、

 
ハッ、遅刻してんのに、ソリティアをやるか、やらないか迷ってる場合ではない
 
 
まずは、ボスに連絡せねば
 
 
オレはケータイを取り出した
 
 
しかし、、、
 
 
 
何と言う?
 
 
1. 寝坊しました
 
2. 急に.お腹が痛くて、家を出るのが遅れてしまいました
 
3. 道に迷いました、えっ?いつもの通勤通路でなんで道に迷うかって?

ははは、ボス、いつも通っている通勤通路なんていう小さなもので迷うはずないじゃないですか。

私が今迷っている道というのは、人生という大きな道のことなんですよ。ええ、ひょっとしたら職場にはたどり着かず、インドとかにたどり着くかもしれませんね。
 



 
うむ、正しい答えは



2か3だな、、、


 
まあ、しかたない、無難に2でいくか
 
 
プルルル、プルル
 
 
 
「あの、すません、突然腹痛に襲われまして、今おさまったんですが、
家を出るのが遅くなり、遅れてしまいます。すいません。」
 
 
同僚「大丈夫!?無理しないでいいよ。いま、ボスはいないから伝えておくよ。」
 
 
案の定30分遅れで到着


謝罪しながら入る
 
「すいません、遅れまして」
 
 
普段遅刻、休みが無かったためか、想像以上に心配されている
 
 
「大丈夫?体調悪かったんだって?無理しないで休めばよかったのに」
 
 
「いや、もう大丈夫です、すいません」
 
このあとも
 
「大丈夫です」と言えば言うほど
 
「無理するな」と言われ
 
 
とうとう昼過ぎにボスが来て
 
ボス「大丈夫か」
 
オレ「大丈夫です」
 
ボス「無理するな」
 
オレ「大丈夫です」
 
 
 
ボス「早退して帰れ」
 
オレ「大丈夫です」
 
ボス「無理するな、帰れ」
 
オレ「お疲れ様でした」
 
 
という流れで、寝坊で遅刻したのに、早退したことがあった。
 
 
 
やっぱり仮病はよくないわ